『アホなナンピンすかんぴん』は本当か?
ナンピン買いという言葉を聞かれたことがあると思います。
持ち株が下落した時に、追加買いして平均化させることにより、買いコスト
を下げて今後の展開を少しでも有利にしようとする方法です。
証券会社で営業しているときに、このナンピン買いセールスをよくしました。
評価損を出している顧客に新規銘柄を買付して頂くのは、心理的にも難
しいものです。そこで、ナンピン買いをしてコストを下げましょうと営業する
わけです。成功も失敗もありました。
そこで、もう少し具体的に検証して行きましょう。
(株式もFXもナンピンの考え方は全く同じです。)
まず、本屋で並んでいる初心者用の投資書籍の半分以上は、このナンピ
ンを推奨しているのではないでしょうか。
また、逆に中級から上級向けの本になってくると、絶対にナンピンはしては
いけないとも書いてあります。
まず重要なのは、その銘柄のトレンドです。長期ならば、月足、週足、短
期ならば、日足、5分足を見てください。
下落トレンドなのに、安いからとナンピンをすると、そのナンピン価格も切り下
がり、評価損を拡大させてしまうことになり、いわゆるドツボ状態に陥ります。
そのナンピン買いをした価格が、最安値でない限り、ナンピン買いの意味は
全くないということです。
上昇トレンドにある場合は、ナンピン買いが有効になる場合もあります。
投資方法として、1回のタイミングで全額投資するのではなく、まずは最小
単位で買い、下落し場合、余裕をもって買い増すという作戦です。
私も昔はナンピン買いをよくしましたが、トレンドが把握できておらず、先程
のドツボ状態に陥り、損切り金額が当初の思惑とは全く逆となり、大後悔
をしたものです。
冷静になって考えると、何もその銘柄だけに、固執することはないですよね。
ナンピン買いとは、この銘柄で負けたくないという、投資家の『意地』そのも
のだと思います。
また、以前からたびたび書いてますが、買付したときにロスカットの価格を決め
て買うという、今では当たり前のことですが、ナンピンを検討するときには、
もうロスカットの値段になっているのではないでしょうか。
そのように考えると、ナンピン買いは必要ではなく、ロスカット価格を割れた時、
勝負は負け!それだけだと思うのです。
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遅くなりましたが・・・^^;
相互リンクしておきましたよ。
今後とも宜しくお願いしますね〜!
ブログ頑張ってますね。
うんうん。