林家木久蔵さんのコマーシャルで聞かれたことがあると思います、
『株券の電子化』。
タンス株券が無効になる!のフレーズだけが一歩先を走っているよう
ですが、ここで少し整理したいと思います。
その昔20年前、株式を買うと証券会社に株券を保護預かりにする方法と
出庫といって株券を引き出して、貸し金庫に入れたり、自宅に保管する
という方法の2者択一のスタイルでした。
株を買っても、名義を書き換えねば株主にはなれず、また、名義を書き
変える3週間前後は売却ができないという、今では考えられないような
不便な時代でした。
その後、証券保管振替機構(ほふり)が設立され、登録しておけば、
購入した株式は自動的に購入者の名義になり、昔のような不便さもなく
なりました。
今回の株券の電子化は、マネーロンダリング、証券事務作業の縮小化、
単位株引き下げの中での株券発行による企業側のコスト削減等いろいろと
実施する理由が頭に浮かんできます。
ここで注意しなければならないことは、自宅または貸し金庫等で株券を
保管されている方で、名義書き換えをされていない方です。
2009年6月に本当に無効になる可能性があります。
気になられる方は、株券の裏側が自分の名義になっているか、よく確認
をなさって下さい。
証券会社は、ここぞとばかりに大キャンペーンを行っています。
株券を持ち込んでいただければ、預かり資産が増え、今後の他の金融
商品の乗り換え等、手数料収入の見込み資産となるからです。
株券を証券会社に入庫する場合は、慎重に行動をして欲しいと思います。
まず、入庫したあと、町の証券会社の場合、必ず営業マン・レディの
セールス攻勢に遭うとお考え下さい!
この株の方が値上がりするとか、こちらの投資信託の方が有利だとか。。。
このブログをご覧になられている読者様は、ネット環境にも通じ、町の
証券会社とは縁遠いかもわかりません。が、もし親族の方にタンス株券
をお持ちの方がいらっしゃいましたら、アドバイスしてあげて下さい。
●株券の裏側の名義を見る事。(誰の名義か?)
●預ける証券会社は熟慮して選択すること。
(町の証券会社なのか、ネット証券会社なのか)
また、基本的なこととなりますが、移管といって株券を他の証券会社に
移すことも、今では書類だけで簡単にできますので、付け加えときます。
相場とは、関係ないお堅い話で失礼しました。(笑)

↑ワンクリックにご協力下さい!