一昔前ですが、私が証券営業をしていた頃は、信用口座を開設するのに、
預かり資産が2000万円(原則男性のみ)という過酷な条件でした。
(女性読者の方、お許し下さい)
現在は、最低証拠金30万円からと非常に垣根が低くなり、特にネット
証券では、手数料が安くて大人気のようです。
「信用取引だけには手を出すな!」と先祖代々の言い伝えがある等のお話
を、よく昔、顧客からもお聞きしましたし、現在でも友人に話をすると、よく
同じような答えが返ってきます。「怖い!怖い!」と。。。
信用取引は本当に怖いのでしょうか?
投資の第2ステップとしては、必ずと言っていいほど「信用取引」は通らなけれ
ばならない手法と思っています。
怖い!怖い!で終わっていると、勉強し損なう事もあります。
初心者の方が、いきなり信用取引するのは大変間違いですが、その仕組み
や取引方法、手数料などは、把握して頂きたいと思います。
この信用取引で、投資家として非常に成長できる手法が「カラ売り」です。
この手法は、株価が下落して儲ける手法ですので、今まで、買うことしか
考えられなかった頭の中を180度反転させ、反対の方向から銘柄選びを
することになります。
この180度反対の思考が非常に大事で、その思考は買いから入る時も、売る
段階で、今までとは違う視点から考えることができます。
信用取引は、株を担保にする方法もありますが、ALL現金担保で、
レバレッジをほとんど効かさずにすれば、それほど、怖がるものではありませ
ん。買いは現物、売りは信用の方法もとれます。
ここ3年以上に及ぶ上昇相場では、買いから入るスタンスでも良いのかもわ
かりませんが、その逆の場合、投資家はいかなる手法で利益をあげるのでし
ょうか?
その事を考えると、最終的には信用取引に進まざるをえません。
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