先日の『おしゃべり禁物』その2です。よくある具体例でご説明します。
仮に今、500万円売却益があると友人に自慢したとします。
ところが、その後のトレードの失敗が重なり、300万円の損失が出たとしま
す。家族はもちろん、誰にも300万円も損失が出たなんて言えないですよ
ね。
ここで、人間の心理としては
『代打一発逆転満塁サヨナラホームラン!』
を狙う行動をとろうとしがちです。むしろ、自然な行動かもわかりません。
「自慢した手前もあるし、なんとか500万円の利益までは戻さねばならん」
この考えは、前号でも触れた、売買に全く関係のない、ただただ、心理的
に、お邪魔な分子、その物です。
この「ホームラン」狙いになることが、最も危険なことなのです。
属にいう【無理な売買】ってやつでしょうか。
ウンチクのあるお話と、本当にご苦労をされてから、復活されてきた方々の
本には、決して、「いくら儲けた」、「資産がいくらになった」というお話
は、一切ありません。
私が投資家として尊敬する、浜島昭平さん、秋津学さんの本には、今まで
その1、その2で書いてきたような、心理的なアドバイスも多分に掲載されて
います。
このお二人の書籍は、ぜひとも皆様にお勧めしたいと思います。
最後に、友人と株の込み入った話になった場合は
『ボチボチでんなー』 この作戦です。
明日のトレードの為にも。。。