先日、四季報と会社情報が発売されました。
この2冊は、投資家のバイブルみたいな基本的な本でして、証券営業
の時も大活躍してくれました。どちらかと言うと、『四季報』の方が、業
績予想の面で分があり人気があるようです。
【チェックする項目】
@業績が好調かコメントを見ながらチェックする。(基本中の基本ですね)
A新興企業の場合は、借入金の額と従業員の人数も見る。
(会社の規模や設立されてどのくらいか?なども)
B持ち株比率のチェック。投資ファンドが大株主になってないか?
浮動株がどのくらいあるか等。(特に新興企業は要チェック)
投資ファンドの株主がたくさん存在すると、将来に向けての売り圧力が
高まることも予想されます。
C投信や外人が買ってるかをチェック。
投信や外人が買っているということは、長期的な視点から有望と思われ
て、買われているケースが有ります。
D株式分割や配当が順調に行われているかをチェック。
(株主還元に前向きな会社か?)
このように書いてみると、東証一部の大企業よりも二部・店頭・マザーズ等
の新興企業の方が、変化が大きいのでチェックする項目が多いようです。、
四季報の使い方として有効なのが、前期の号と比較して見てみることです。
業績の予想が前回と変化していないか等、上記の項目を前期号と比較して
見てください。思わぬことが、発見できるかも知れません。
また、四季報を見て銘柄を選ぶのではなく、さまざまなタイミングを見て、
スクリーニング(銘柄抽出)してきた企業の情報・確認として、この四季報
を活用するのが一般的かもしれません。
また、四季報に書かれていることは、もう既に投資家の目には触れてます。
自分だけの発見ではないのですから、本を読んで、翌日買い注文を入れる
ことのない様、落ち着いて行動して下さい。
四季報を見て、その内容だけで株を買うと、逆行した場合の損切りポイン
トが、さっぱりわからなくなります。以前、投資入門でご説明しました
『株主になるな』の典型的な悪パターンに陥り、下落すると完全塩漬け状態
になります。ご注意あれ!です。
四季報は、楽天証券の『マーケットスピード』からも常に最新号が見れま
す。他の証券会社でも同様のサービスをしているようです。